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牛乳の栄養と機能(1)


 牛乳は飲食品の中で、最もカルシウムの吸収率が高く、ビタミンC、鉄、食物繊維以外のほとんどのビタミン(A、B1、B2)とミネラルが多く含まれた、栄養価の高い自然の飲み物です。牛乳のたんぱく質と糖類は細菌やウイルスが身体に侵入するのを防ぎ、免疫系の調整機能が細胞を強くします。さらに、血圧調整機能が血圧の上昇を抑える働きをします。

牛乳200ml(乳脂肪分3.8%)中の主要栄養素含有量と
性・年齢別栄養所要量に対する割合
主要栄養素 栄養素
単 位
牛乳
200ml
男6歳(小1) 女10歳(小5)
所要量 割合 所要量 割合
エネルギー(熱量) kcal 138kcal 1,900kcal 7.3% 2,050kcal 6.7%
たんぱく質 g 6.8g 60g 11.3% 65g 10.5%
脂質(全エネルギー比) g 7.8g 25〜30% 3.7% 25〜30% 3.4%
糖質 g 9.9g - - - -



カリウム mg 310mg 1,350mg 23.0% 1,400mg 22.1%
カルシウム mg 227mg 600mg 37.8% 700mg 32.4%
リン mg 192mg 900mg 21.3% 1,200mg 16.0%
マグネシウム mg 21mg 120mg 17.5% 170mg 12.4%



A(レチノール当量) μg 80μg 350μg 22.9% 450μg 17.8%
μg 4μg 25μg 16.0% 35μg 11.4%
1 mg 0.08mg 0.8mg 10.0% 0.8mg 10.0%
2 mg 0.31mg 1.0mg 31.0% 1.0mg 31.0%
12 μg 0.6μg 1.3μg 46.2% 1.6μg 37.5%
パントテン酸 mg 1.13mg 3.0mg 37.7% 4.0mg 28.3%
※ 各栄養素名をクリックすると詳細がご覧になれます
注:ここでは、炭水化物を糖質として記載しています。
(五訂日本食品標準成分表・第六次改定日本人の栄養所要量より算出)


■ 日本人にはカルシウムが不足しています
 日本人のカルシウム摂取量は、世代により10%〜30%も不足しています。このままの状態で年齢を重ねると、高齢になってから骨粗しょう症になる可能性が高くなります。骨粗しょう症になるとわずかな衝撃で骨折するようになり、骨折をきっかけに寝たきりになることが多いため、早いうちからカルシウム摂取と運動を心がけたいものです。


■ 子ども時代の生活習慣がその後に大きく影響します
 子どもにまで生活習慣病が起きている今、食生活を改善してバランスのとれた栄養摂取ができるよう大人が指導することが大切です。特に成長期には、カルシウム、ミネラル、たんぱく質を含んだ牛乳が重要な栄養源です。また10代後半の女性はカルシウム摂取が特に低いため、骨粗しょう症予防のためにも毎日牛乳を飲むことを習慣にするようにしてください。

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