パントテン酸は、「広くどこにでもある」という意味のギリシャ語から命名され、通常では不足することは少ないといわれています。
牛乳にも多く含まれるビタミンで、その働きは三大栄養素のエネルギー産生に関与しているほか、副甲状腺ホルモンの合成に関与して、ストレスヘの抵抗力をつけるために働くことでよく知られているビタミンです。
特に日本人のエネルギーは、半分以上が穀類などを中心とした糖質であり、糖質のエネルギー産生には、ビタミンB1が補酵素として主に働きますが、この働きにパントテン酸が深く係わっているのです。その他にも善玉のHDLコレステロールを増やす働きや免疫抗体の産生・自立神経伝達物質(アセチルコリン)の産生などの働きも分かってきています。
大人だけでなく、成長期の子供たちもストレスの多い生活環境にあり、パントテン酸が多く必要になる現代です。また、糖質は体全体の主要なエネルギー源ですが、脳の働きに唯一のエネルギーとなるため、ビタミンB1とともにパントテン酸は、成長期には欠かせないビタミンといえるでしょう。